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子どもたちの将来のために、今やるべき学習とは


もうすぐ、みんなが待ちに待った夏休み。
あんなことやこんなこと、楽しいスケジュールでいっぱいだけど、
夏休みだからこそ出来ること・考えることがあるのかもしれません。
子どもたちの将来のため、今回は〝学習〝をテーマに
その分野のプロフェッショナルに集まっていただきました!

編集部に届くたくさんのお便りには、保護者の方からのご意見もたくさん届きます。こんな記事を載せてください! お母さん向けの記事が欲しい… など様々なのですが、子どもたちの学習についての意見、将来のことを考えると小学生のうちにどれぐらいまで必要なのか、ほかの家の子はどうやって勉強してるの? というようなものもいくつか届いていました。

なかなか難しい問題で、記事として取り上げるのに時間が掛かってしまったのですが、この度プロの皆様にご協力いただきまして、ようやく実現することができました!

 

武藤 宏明
株式会社イーブレイン
取締役事業副本部長
北海道出身
曽根 中哉
株式会社ワオ・コーポレーション
福島県統括本部 県責任者
福島県出身
本田 哲郎
福島成蹊学園
福島成蹊
高校校長
福島県出身
     
三浦 和浩
福島県家庭教師協会
福島事務局 責任者
福島県出身
小林 正典
KATEKYO 学院
福島事務局 責任者
福島県出身
石山 純恵
株式会社クリフ
代表取締役社長
福島県出身

 
 

元気ッズ

本日はお集まりいただきありがとうございます。今回は学習をテーマに、福島の学習レベルの現状をもとに、保護者の方々が普段知りたいと思っている情報から夏休みの効果的な過ごし方までお話いただければと思います。

それではまず、本田校長より、資料についてのご説明をお願い致します。

本田

はい、まずこれは一つの象徴だと思うのですが、意識とかその地域の教育力、一つのバロメーターとして、やはり大学進学率というのは否定できないだろうと。その最たるものが東大の合格者数があるのかなと思って、話題提供でこれを持ってまいりました。

今小学校中学校で求められる力というところで、例えば中学校教育までを義務教育と言いますけれども、その義務教育の中学校卒業レベルで今の新聞の内容をどれだけ理解して読めるかと言うと、おそらく新聞に書いてある内容の三割も難しいのではないかと思います。

おそらく理解できて読める部分は三分の一ぐらい。おぼろげに分かるのが三分の一、あと三分の一は全く分からないというのが現状だと思うんですね。

だから、中学校までの義務教育っていうのは、以前の日本の状況で示されたものであって、今では日本国民として正常な判断はあやういと思っています。

この様にますます高度化、細分化される世の中を迎える中で、どういう人間であらねばならないのかと、今求められているのかなと。

それを考えると一番大事なのは中学校高校までの基礎学力で、その上に積み上げるしかないし、それなくして積み上がるものもないだろうと思います。そして、そこまでの鍛え方が大事なのではないかと思います。

ところで、本県の実態は大学進学率で言うと良くても35位、だいたい40位前後に停滞しています。

実は、これ揶揄しているわけではないんですが、この地域では、中学・高校では指導の中心が部活部活部活の嵐ですよね。中学校行ったら部活、高校行ったら部活、こんなに部活をやっているはずなのに、昨年の国民体育大会の福島県の順番は43位です。

私は、一生懸命頑張っている中学生・高校生の将来は誰が考えているんだろうと思うわけで、「部活をやりなさい」って言っている人はいいけれども、その先の、将来まで考えてくれるんですかっていう疑問を持っています。もしかして誰も責任を取ってくれないじゃないですかって言う。そういう指導はないだろうというのが、私のいつも言わんとしているところです。

実は東大の正規の定員が3054名、現実には三千百ちょっと入ります。しかも、国立大学で最も定員が多いのです。本県では去年、今年と12名しか現浪あわせて受かっていません。パーセンテージを出すと3054分の12×100で0.39%なのですね。

これで小学生、中学生に夢を持ちなさいとか、このまま邁進しなさいとか、信じて頑張りなさいと、果たして言えるのでしょうか。周りに具体的な例の様な模範になる人いるんですかって言うと、探す方が大変なのが現状ですよね。

また、県立医大医学部にしても本県出身者の合格占有率は40%未満。これ去年医大に行って聞いた話なんですが、県内枠というのを平成6年ぐらいに作ったと。そのときは5人だったと。年々増やして現在は25人まで増えている。25人まで増やしても医学部の本県占有率が40%上回っていかないって言うんですね。最初5人から始まって福島県人枠を作って、それを5倍にしても40%を上回らないって言うと、なんなんだろうと考えてしまうわけです。簡単に言えば高校までの教育に危機感がないっていう感じがします。こういう教育でいいんだろうかなっていうのが、この問題提起なんですよね。

元気ッズ

ちょうど、実際勉強をさせたいのだけれども、どのレベルまでさせればいいんだろうという質問が保護者の方から届いています。最低限ここまでというような目安みたいなものはあるのですか。

本田

すごく難しいんですけれど、先取り先取りしてやっていっても、例えば大学受験っていうのは一つのフレームがあって、そのフレームの中から問題が作られるわけです。実は、先取りしてやっていった子どもが最終的に東大や医学部に受かるわけではないんですね。例えばあらゆる秀才を集める学校にしても、実際に東大に行けるのは半分もいないわけですね。

かたや地方で生まれて普通の高校から東大に入る人がいるわけです。だから先に行ったものが追いつかれて、追い越されることも多くあるわけですね

一般的に同じ能力があれば、スタートが早ければ早いほど遠くまで行けるっていうのは事実ですしそういった面ではその土壌があるところが強いのですが、必ずしもそれが合否決定するのではないような気がするんです。

ただ、いろいろな面を考えてみると、果たして福島県の小学生・中学生が勉強を自分でも一所懸命努力したと言えるレベルまでやっているかって言うと、おそらくそうではないのではないかと思います。それに比べ首都圏は間違いなく環境がある。だから、本人の能力以上に、能力の目一杯ぐらいまでやった経験のある人数が多いと思います。しかし、本県の場合は、きっと高校卒業まで、もしかしたら大学受験までも、自分の能力を最大限に伸ばした上で受験をしている者は非常に少ないと思うんです。

そういった意味で小学校の教育と言うか、学習習慣は非常に重要だと思います。

曽根

そうですね。小学生のときの学習は大切だと思います。

子どもたちに勉強をさせようとしたときに、例えばテストの点数を上げようとか、○○高校に入るためとか、近々の目標は大事です。そこから始まると思うんです。ところが下を向いてしまう子も多いんですよ。何かなって思うと、やはり少し何と言うか打算がね、子どもなりに感じるんでしょうね。

ところが、子どもたちに「世界は今、人が人類が生きていけるか、或いは滅亡するかの瀬戸際だ。エネルギーの問題、水の問題、食糧の問題で今後2~30年先がどうなっているか分からないんだよ。そういう世界を救うためにみんなは、ここで基礎学力を勉強しているんだよ。だから、ここで勉強したことを秘めて世界に羽ばたこうじゃないか。」と、こういう話をすると顔が上がって顔が紅潮するわけですね。 勉強する意味というのをちゃんと語らないといけない。と思うんです。大人がはっきりと言わないといけない。親とか、先生とか我々もそうなんですけど。「よし、今度のテストで何点取ろうよ」とか、「何番以内に入ろうよ」とか、「○○高校に入ろうよ」ということも、勿論言うんですけれども、それの前提として何のために勉強するかということをちゃんと語る。子どもたちにもそれを理解してもらうってことがないと、子どもたちは動かないと言うか、そこが一番小さい小学生とか中学生ぐらいでもそうですがね、大事なとこだなって思ってるんですよ。

元気ッズ

目的意識を付けるのが大事なんですね。この部分は家庭によって差が付きそうですね。

小林

ご家庭によっての教育に対する考えとか知識とか、いわゆるリテラシーみたいなものの違い、その落差っていうのはあるかも知れませんね。小学生のうちから塾に通わせているご家庭だからと言って、そういったところに関心が高いかと言うと決してそうとも限らないですし。 小学生に関して言えば、やっぱり点数を上げて欲しいとか、学力を上げたいというご希望で、皆さんいらっしゃるんですけれども、まず見始めると非常に感じるのは学習習慣とか学習に対する取り組み方、考え方、そして生活習慣とか、そういった部分に問題があるケースが多いということです。寝たい時間に寝て、やりたいだけゲームをやってというような環境で育ってきたお子さんは、どうしても学習に対してもそれが出てしまっていて、小学校の高学年とか中学生になってから、それをひっくり返すっていうのは非常に時間と労力が必要になります。

武藤

でも、我々はプロとして、やっぱり最大限の効果っていうところを出していかなければいけないので、小学生にはスモールゴール、小さな目標から日々立てさせる。いつまでにこれをできるようになろう、だから一日これくらい勉強をしよう。家に帰ってから来週塾に来るまでの間に月曜日にこれやって、火曜日にこれやって、水曜日にこれやろう。で、学校帰ってからの時間で最初の何時間で学校の宿題やっちゃおう、その次に塾の宿題やろう、その次にゲームの時間を必ず取ろうねって、もう細かくその子一人の性格も掴んでやっています。勉強を教える以前の話がすごく重要ですね。

元気ッズ

目的意識や動機付けは本当に大切ですね。

ところで、塾に通う理由の一つとして「友達が行ってるから」というのが結構多いっていうことを聞いたことがあるのですが・・・。

三浦

話に聞くのは、例えば夏休みはこれからですが、塾の夏期講習を友達に誘われたからとりあえず行ってみようかなという意識がすごい強く感じます。中学生も小学生もそうだと思います。それで、例えば夏休みの間だけ友達の付き合いで塾へ行って、いざその夏休みが終わって試験を受けてみると全然数字には結びついてない。結局成績も伸びず、なんだったんだろうと言うことになりますよね。お父さん、お母さんとしては「塾に行かせたから安心」みたいなところは持っていると思うんです。ですが実際、軽い気持ちでいるとさっきお話に出ましたように、その紹介イコール友達の付き合いと言いますか、少し遊びの部分が強いと思うんですね。塾に行ってはいるんだけれども実際は中身が伴っていない、勉強もしていない。もともと、本人の自主性や目標というものがない状態で塾へ行ってしまっている。そういう状態で塾へ行っても成績はなかなか上がってこないっていうのは勿論、その通りだと思いますね。

元気ッズ

そうすると、やっぱり基礎学力の向上とかっていった場合には、目的意識を持ってもらう。加えて保護者の意識もかかわってくるということですね。

小林

さっき生活習慣っていう言葉を使ったんですけれども、保護者も含めてそういった部分から見直してみると、学習面でも良い意味での変化が見られる可能性が増すと思います。

本田

これは、私の持論の話ですが、もしかしたら皆さんのほとんどの方が聞いていると思うんですが、例えて言うと青信号の子っているんですね。青信号の子っていうのは、どんな劣悪な環境でも一人でなんでも自律的にやれる子です。簡単に言えば放っておいても能動的にやる子が、おそらく1000人いたらおそらく3人ぐらい。

反対に、赤信号の子もいます。どんなに良い環境を与えても、どんな熱心に指導しても絶対やらない子。絶対やらないって決めてる子かな。これは、経験的には15%ぐらいいるんじゃないかなと思います。差し引き84・7%は、環境でどっちにでもいく。これを黄色信号の子どもと私は言っています。この圧倒的に多い子どもたちは環境で決まるわけです。

この子どもはきちんとした生活習慣を身につけただけで成績も必ず伸びます。さっきから、何度も何度も出ていますけども、挨拶、提出物、出さなければいけないものは出す、期限を守るとか、要するに小学校・中学校までの勉強についてだって結局は習慣や性格なんですよね。インテリジェンスじゃないと思うんですよね。本当に力が必要になるのは、高校の勉強あたりからです。

私の持論としてほとんどの大学はひたすら努力しただけで入れると思います。本当に才能云々っていうのは東大ぐらいの領域であって、努力すれば東北大にも入れますよ…絶対に。

ただ、そこまでやれない。やりきれないって言う。だから、それ以前の段階で止まっているのではないのかな。いかにその環境を、この地域全体をこう言う努力を重んじる環境にするかっていうことが、この地域に求められているものの様な気がします。

環境がそういう環境になれば、みんなやりますよ。きっと、その一つ一つの環境の一番小さな細胞が家庭であって、次が地域のコミュニティですよね。

また私たちがその環境を共通認識の上に立って高校とか中学校とか小学校とか塾さんと連携して作れるかっていうことが大事なんじゃないかなと思うんです。どうでしょう皆さん。

本県の子どもたちは能力が低いんじゃなくて意識の問題とか、その意識を作る文化が大切だと思っています。ほどほどにやっていれば良い…というのはどうも…と私は思いますね。

元気ッズ

先程の赤・青・黄色ではないですけれども、このへんの話っていうのは保護者の方、意外と聞くとはっとするところがあるんじゃないかなと思いますね。

本田

頭が良い人間がいて、頭が悪い人間がいるなんて、本質的にあるわけないじゃないですか。

結果的に勉強のできない人間になるか、できる人間になるかはあるけれども。要するに努力すれば、比例はしませんけどね、努力すれば努力しないよりも絶対上に上がりますよ。

今の世の中、日本人の美徳であった、一生懸命さとか奥深さとか、あとは人を思いやるとか、そういうものが無くなりつつあるように感じます。辛抱強さとか、一生懸命やる勤勉さとかが。何かいつの間にかその一線を越えてしまったなっていう感じがするんですよね。

曽根

そうですね。やっぱり環境っていうのはその子を変えると思いますね。

小学校は特にですけれど、小学生っていうのはかなり能力が高いと思います。いろいろな能力が大人が思うよりもだいぶ高いですよ。

だけど、学校教育だけだと、その能力をもてあます状態じゃないかなと思うんですよね。だいたい小学生は学校のテストで80~90点取ってますから、まあこんなもんかなと思ってるわけですよ。親も子も。だけど、もうちょっと引っ張り上げてやると、すーっと高いとこまで上がって来る子もいるのにもったいないと思うんです。少し難しいことが面白いと思う子は多いんです。そういう子どもたちを動機付けて引っ張り上げる仕組みが必要ですよね。

元気ッズ

どのへんで、そのへんの境目ができてくるんですかね。
どの学年のあたりに引っ張り上げなければいけない時期があるのかなと。

曽根

どうですかね。やっぱり読み書き、そろばんをしっかりと習得して、その次の段階に行くときでしょうかね。だから小4・小5あたりで、考えることの面白さとか論理展開の面白さが分かってくるころからでしょうか。

ただ、将来伸びる子っていうのは、実は国語力が大事だと考えているところもありまして。やっぱり文章を読んで、その意味が取れて、自分で表現できるっていうのは、高い能力のベースになると思うんです。国際学習到達度調査(PISA)では、日本はだんだん落ちてきて、ゆとり教育をやめました。PISAでも表現力、コミュニケーション力は高く評価するわけですよ。日本はそういう部分の教育が弱かったりするので、そのへんも小学生時の国語力は大きく影響すると思います。

それから、ゆとり教育が終わったとはいえ、韓国とか中国の台頭には及ばないところがあるんじゃないかなと思いますね。そういうところを敏感に感じる保護者の方は、もうちょっとやれるんじゃないかなって思うんだと思います。

元気ッズ

ちょうど今、中国・韓国、外国の話が出てきましたので、これからますますグローバル社会が進むということを考えてですね、小学生に対しての英語教育に対してなんかあればお話をお願いします。

石山

いやー、どうでしょうか。私自身がやってきたのは、やはりコミュニケーション力って意味での英語で…。私がよく言っているのは、英語は一つの材料で例えば英語を勉強したことで日本語にも役立つんだよっていうような話をよくしていますね。例えばバイリンガルの人は、英語を話すときと日本語を話しているときの声のトーンとか、動作とか、表情まで違ってくるんですね。実際、前に前に出てくる言葉である英語で話せるようになると、おとなしい子でも日本語で自分の考えが言えるようになるとか、性格面でも積極的になってきます。だから受験の英語や、中学校の英語がどうという以前に、小さいうちから外国語には触れていくのが大事だと私は思っています、特に脳に関する本によりますと、幼少時に聞いたことがない音には反応しづらくなると言われています。

本田

一つ、これも一人の戯言として聞いて欲しいんですけど.私は自分の子ども2人いるんですが、幸いなことに2人とも英語はなんとか使えるんです。だからと言ってこれまでに、親が特別な教育をしたかって言うと、2人とも受験英語しかやっていません。

じゃあ、なんだろうって考えてみると、結局は単語なんですね。例えば高校生に単語覚えろって言うと、これ悶絶の苦しみ。私だって覚えられない。でも中学校1年生くらいだと、その環境を作ってやればみんなすぐ覚える。みんなやってるから自分もやるんだっていう環境を与えただけでみんな覚えるということは結局環境が大切だということですよね。

石山

今は色んな教材とかテレビもそうですけど、お金をかけないでやろうとすれば英語は本当にできるんですよ。看板も英語表記が多いし、テレビもちょっとチャンネルを変えたら英語になるし。お母さんが少し意識すればいくらでも勉強できる環境が整っています。おもちゃやDVDなんかを使って、外国語を身近なものとして触れさせることが大切だと思います。英単語を生活の一部として使っていくことも大切なのかもと思います。

元気ッズ

単語っていうのは保護者の方も簡単に取り組める感じがしますね。
最後に、これからの夏休みの過ごし方と言いますか、小学校の子どもたち、保護者の皆様へ向けてのアドバイスと言いますか.。小学校の夏休みこういうふうに過ごしてはいかがですかというようなことがありましたら教えていただければと思います。

本田

私は、夏休みもできるだけ今までの生活習慣を守るということを言いたいですね。例えば当たり前のことを当たり前にするっていうことなんですけれども、休みだからと言ってお昼時間を遅くするとか、夜眠る時間を少し遅くしてもいいとか、そういうことを基本的に許さない。人間っていうのは一つのリズムがあって、それを崩すと何もかも狂ってしまうと思うんですよね、私の経験で。なるべく休みに入ったからと言って、その基本の部分は崩さないってことが一番大事なんじゃないかなと。そうすると2学期からのスタートが全然違ってくると思うんですよ。ただ、その中で学習塾さんの講習を使ったり、学校の授業が進まないのでその間に取りこぼしとか苦手な部分を少しでも克服するとか。嫌いだったものを嫌いではなく普通ぐらいにするとかね。集中して当たり前のことを当たり前にやれば、いいのではないのかなっていう気がします。

私の個人的な友人で、有名な先生がよく言うのは「保護者は自分の子どものノートを見なさい。字の書き方とか行の取り方とかノートの取り方がきちんとできるようになっただけで能力はどんどんどんどん上がる」って言っているんですね。要するに子どもの性格を一番見るのに良いのがノートの取り方。ちゃんと学校に行ってノートをちゃんと取れているのかっていうことを見るだけで子どもが分かるって言っていますね。

石山

私も子どものノートをずっと見ているんですが子どもにとっては、携帯電話を見られるのと同じで「見るな」っていう部分があるんだけど、「なんで?見てもいいでしょ?」と言って見るんです。やっぱりノートを見ると字の様子から、性格とか精神状態が見ますよね。けど、実際ノート見たことがあるっていうお母さんはやっぱり少ないと思いますよ。「それ、やめたほうがいいんじゃない」って思う人もいますし。

元気ッズ

実際に子どものノートを見たときに、どんなノートだと安心できると思いますか。

蛍光ペンとか、いろいろな色を使って見やすくして、すごく丁寧に書いてあるノートが理想形ですか。

武藤

私のところでは、ノート指導に設立当初から力を入れているのですが、経験上そういう場合は、キレイに作るっていう作業になってしまっている可能性もありますね。それはそれでいいんですけど、実際は1本線を引かせるだけでいいんです。私のところでは必ず線を引かせています。問題も全部写すように指導するのですが、これが一番大事ですね。消しゴムを使わせないようにして、間違ったところは全部赤でもう一回書いてもらう。理科の実験のフラスコの絵まで全部手描きで描いてもらうと、すごく興味が出てくるんですよ。

石山

キレイに作る作業ということは頭には残りにくいってことですね、それは。
やらないよりはいいんですかね。

小林

本当にできる子のノートって、誰が見ても分かる。効率を考えて、必要最低限で自分が分かるように作っていくので、結果やっぱり見た目はすっきりしているんですよね。キレイに見えるし。ただ、さっきの何色もペンを使って.っていうのは、もうただ作品を作っているようなもので。それをあとから見てうっとりするぐらいで、決してそれは学習ということにはなっていないと思います。

元気ッズ

ノートを取ることも大事ですが、先生の話に集中することも大事ですよね。

三浦

実は私も小学校2年生の娘がいるのですが、さっきノートを見てみるという話を聞いてみてなるほどな、と思いました。あともう一つ、同じ小学校2年生のお子さんを持つ友人から聞いた話ですが、子どものペンケースを開けて見たときにすごく愕然としたらしく、まともに鉛筆が削られていないとか、消しゴムがもうないとか.。当の本人はそれを何とも思っていない様子だったそうです。それで、実際に周りのお父さん、お母さんに話を聞くと結構みんなそうなんですよね、普段自分の子どものランドセルの中身を見てないという事実。勉強するとなればきちんと削られた鉛筆も消しゴムも必要になるし。その基本的な部分というものを、まず親の立場としてそこからしっかり見直していかなければならないのかなと。今、ノートという話を聞いて思いますね。

元気ッズ

実際多いんですかね、ランドセルの中とかノートの中とか見ていない保護者の方。

小林

多いでしょうね。久々にランドセルを開けてみたら、色んなものが奥からこう出てきて.マジックのようにどんどんプリントが出てくるとか。

曽根

私は長い休みは、日常とは違うことができるチャンスだと思うので、少し時間のかかる調べ学習をしたり、受験生だったら目標に向けて今までやったことのないようなハードな勉強をしてみるとか。或いは、学習に余裕がある人だったら自然にどっぷり浸ろうみたいなことでもいいですから、長期休みでしかできないことを、何か2つぐらいはやって欲しいなと思います。

元気ッズ

新しいことにチャレンジするのも良し、足りない部分を補うのも良し、子どもたちには有意義な夏休みを過ごして欲しいですね。

今回は、参考になるお話をたくさん聞かせていただきまして、本当にありがとうございました。


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