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みんなの力で「まちをつくりなおそう!」


画家のスズキヨシカズさんが白河市で開いている『かいがきょうしつ リベラ』。

震災後、再開した教室で子どもたちは、「始まりの世界に」をテーマに〝みらいの街の絵〟を描いています。

震災後

震災後1週間ほどで、なんとか再開することが出来た『かいがきょうしつ リベラ』。けれど、最初に来てくれたのは1人だけ…。県外に引っ越しをしてしまった子どもたちも多いなか、学校の始業式が近付くにつれて、少しずつみんながリベラに戻ってきました。

おうちとか町とかをみんなで作り直そうよ!

再開してから1カ月くらいの間、子どもたちは今まで見たことがないくらい真剣に絵を描いてました。まるで、カラダの中のキモチ(何か)を表現しよう(外に出そう)としているかのような…。こどもたちのこんな様子は初めての経験でした。

やっぱり恐怖心はあったんでしょう。余震があると、すぐに外に避難して、どうしてよいかわからずに上を見上げていましたから…。

それからしばらくたってからようやく気持ちが落ち着いてきて周りに目がいくようになって、咲き始めた花とか桜とか季節とかを考えられるようになってきました。

でいつも、何かをやってリベラはいるうちに必ず他の何かが生まれてくるんです。みんなで話しているうちに、だんだん広がっていって新しいアイディアがでてきます!

制限なく自由に描いているうちに、だんだん花や家など周りのものを描くこどもが増えてきました。じゃあ、「おうちとか町とかをみんなで作り直そうよ!」ということになったんです!

色のない世界にこそ色は生まれる

観る人それぞれに、その人なりの色を感じてもらおうというテーマで4B鉛筆のみで描くことにしました。

色がないからこそ色を無限に想像できる世界、鉛筆のクロが青にも赤にも虹色にもなれます。その時々の感じ方で絵のイメージも変わってきます。

(こどもたち的には、思った色をモノクロの世界でどのように表現するでしょうか…。)

実験的にデジタルカメラのライブビューを白黒モードにしてみんなに見せてみたんです。

そうしたら、みんなびっくり!

「色って白黒だとこう見えるんだ!!」

赤も青も同じく黒に変わるんだけど微妙に色の感じが違うんですよ

こどもたちは、「このくらいの濃さかなぁ」「ちょっと、カメラかして~」

と、カメラをのぞきながら描いていったそうです。

子どもたちの絵は、街を守る怪獣が家になっている(驚)、移動手段としても使えるタイヤ付の家(キャンピングカーではありません!)というような想像もつかない家を描いたものや、モノがたくさんそろっているコンビニがある街、噴水のある公園を中心にした街など震災前の状態を描いたものがありました。

おもしろかったのは、道を描いた子同士が絵をつなぎ合わせて街を大きくしたこと。一枚一枚の絵で完結しているんですけれど、集めればもっともっと可能性が広がって、つながりが出てくる(孤立してない)ってすごくいいですよね!

「そうじゃないと困る!」

今は、いままで普通だったところが、普通じゃなくなってしまいました。街を見直す〝しっかり見る〟ことが出来る時期だと思います。道がひび割れただけで、人が通れないし車も通れない、見た目だって変わってしまいます。だからこそ、壊れない道を考えたり、壊れない街を考えたり、いろいろな発電施設を考えて描いた子どもたちもいます。

絶対にあり得ないものも多いのですけれど、「そうじゃないと困る!」と子どもたち自身が考えていることばかりなんです。

みんなの作品

「みらいの安全なまち」

「医学のまち」

「たのしいまち」

「地盤がつよいまちの一軒家」

「星の家」

「題名のない家」

「童話のくに」


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